名古屋打ち

「スペースインベーダー」と何気なく検索したら、往年の名作ゲームも今はただで手軽に楽しめるらしくしばらく遊んでみました。なつかしいのですが、やっぱりどうせやるのなら本物がいいですね。

インベーターが流行ったのは僕が高校を卒業したころ、卒業後は都内の大学に進学をしたのですがその時には人気は「爆発的」になっていました。当時は今とは違い駅前商店街には普通に喫茶店があった時代です、そしてその頃はどの店に入ってもインベーダーが置かれており皆100円玉を用意しては黙々と挑んでいたものです。

大学に入るといろいろな連中と知り合いましたがその中に阿部君というあまり目立たぬ男がいたのですが、こいつがインベーダーの名人で、こいつが座るとその台のハイスコアが更新されていくのです。その手さばきは見事なものでした、しかし「すごいね」などとは言っても、夢中になっている本人や画面を見ても何も面白くはありません。

当時はやはりみんな普通にタバコを吸っていました、僕もショートホープを30本くらい毎日プカプカしていたのですが、ひと箱180円(ショートホープは10本入りだったので90円)の時代です、たかがゲームに100円使うのも度を過ぎれば浪費であることは承知していたので、本当は遊びたかったのですがいつもがまんをしていました。

そして、どこかにカネでも落ちはいないかといつも下ばかり見て歩いていました。インベーダーに話を戻すとその阿部君の戦法は「地獄打ち」と本人もいっていましたが一般的には「名古屋打ち」で通っているようですね。

なんで名古屋なのかわかりませんが実に合理的な戦法でしたね、この戦法のキーポイントは何といってもUFOを確実に300点で撃ち落とすこと、それにはたしか一発目のUFOは二十何発目でねらい、それ以降は15発目くらいで確実に仕留める技術が求められました。

僕もなんだかんだ言ってよく練習したものでしたので、当時はそこそこのスコアも出せたかと思いますが、いまはどうかというと懐かしさに満足したらもう飽きてしまいました。しかしなんで名古屋打ちというのでしょうか。

そしてそういえば、来週用があって栄まで行くのですが伏見に向かって5分ほど歩くと松屋さんがあり、その近所にある喫茶店では奥で占いを行っています。ここがまたよく当たると評判らしいのです。

5年ほど前の話ですがやはり名古屋のスナックで飲んでいるとマスターが趣味で占いをやっているらしく僕の性格を占ってくれました、パソコンになにやらカタカタ打ってから印刷されたのはホロスコープとかいう星占いのチャートのようなものでした。

マスターはそれを見ながら見事に僕の正体を暴きました。占いおそるべし!名古屋に行くたびにこの時のことを思い出します。名古屋で占い、いかがですか。